<子供の日花の日合同礼拝>
「主が近づいてきてくださる」 05.06.19
ガラテヤ4:4〜6
クリスマスに、イエスさまがマリアさんからお生まれになりました。
どうして、神さまの独り子であるイエスさまが、人間としてお生まれに
なったのでしょうか。
それは、すべての人間の代表となって十字架にかかるためでした。
十字架の上で、神の独り子としての力を発揮して、すべての人の
罪を 取り除くためでした。そのような大切な御用をするためにでした。
すべての人間の代表となること。すべての人間の身代わりとなって
十字架で死に、すべての人の罪を取り除くこと。これは、たとえどんなに
立派な人であっても、人間には決してできません。
イエスさまは、神さまの独り子であるからこそ、それがおできになります。
イエスさまが人間としてお生まれになったのは、神の独り子としての
イエスさまにしかできないことをするためにでした。ご自分の十字架の
死によって、すべての人に罪の赦し与え、救いを与えるためでした。
悲しいことに人間は、大人でも子どもでも、神さまを悲しませる罪を
持っています。悪い心、意地悪な心、神さまのことを大切にしない罪、
周りの人のことを大切にしない罪、自分を大切にできず、自分のことを
喜ぶことのできない罪…。神さまから喜ばれない心、罪の数々をイエス
さまの十字架は取り除いてしまいました。
イエスさまの十字架によって、世界が変わってしまいました。
イエスさまを信じる人は、もう何があっても神さまの子どもとされ続ける
世界になってしまいました。イエスさまを信じる人はみんな、罰を恐れて
生きるのでなくて、赦され救われたことを喜んで生きる世界になったのです。
どんな失敗があっても、恥ずかしいことや悲しいことがあっても、
反省しなければいけないことをしたとしても、神さまが「お前はわたしの
大切な子どもだよ」とおっしゃっていることを疑う必要はありません。
この神さまの言葉に励まされ、力を与えられて、進んでいけるのです。
イエスさまの誕生は世界を変えてしまいました。